ドラムテック/村上敦宏

HARD LOCK LUG NUT 17(ロングタイプ)をSONOR ONE OF A KIND 14″X6.5″に装着。パッケージに同梱されているテンションボルトでは長さが足りず、SONOR純正品をそのまま使用。

SONORに限らず直径7/32インチ(国産メーカーでは5.8mmと表記される場合あり)のボルトなら問題なく使用可能。ラグ本体とラグナットとの遊びは純正品よりやや多いものの、実用上問題ないレベル。
以前自分もボルトに通した六角ナットでラグナットを締め付けた事があるし、同じ発想で緩み止めとして製品化されたものもある。しかしラグナット上端の円周部に『面』ではなく『線』でしか接触できないため、緩みを止めるのに十分な摩擦抵抗を得られなかったし、ラグナットを壊してしまうリスクもあった。

HARD LOCK NUTはクサビの原理を応用し、従来のラグナット上端を締め付けるタイプの固定力の弱さと耐久性に対する不安という致命的な問題を解決したのは画期的。装着後2ヶ月を超えるテストでもハードヒッターの強烈なリムショットに耐え抜き、プレイ中の緩みは皆無だった。スネア打面のみならず、スネアサイド側のボルトの脱落防止にも非常に効果的なアイテムといえる。